インプラントと矯正の両立
2012年01月24日
東京世田谷区の矯正歯科歯並び平澤です。
今回の矯正相談は、歯が抜けた箇所が気になるという女性です。
半年ほど前に虫歯で、歯を失ってしまい歯抜けの状態で過ごしていたのですが、
やっぱり気になるという事で来院されました。
お話を詳しくお伺いすると、他の歯科医院で話を聞いた所、
その抜けたところにインプラントを入れる治療もあるが、
将来的に歯グキが下がった時に、インプラントの軸が
見えてきてしまうので、あまりお勧めはできないと言われたとの事。
さらに、前歯のがたつきも気になるとのことで、
矯正治療も考えているのであれば、インプラントを入れてからだと
矯正治療は難しいと言われた、とのことでした。
なかなか複雑なお話ですが、ひとまずお口の中を拝見させていただくと、
確かに歯が抜けてそのままの状態になっており、
また、歯にがたつきがあるため、すき間に歯石が溜まりやすく
虫歯になりやすい環境です。
治療の流れとしてご提案したのが、まず矯正治療をして
歯並びを整え、インプラントを入れる場所をしっかりと確保します。
そして、歯並び整ってからインプラントをいれて
バランスを見ていくのがよいのでは?とご説明しました。
ご本人も今のお口の状態がとてもコンプレックスだとのことなので、
出来るだけ早く行えるように、詳しい治療計画を立て、
勧めていきたいと思います。
最近では、今回の症例とは多少異なりますが、
インプラント矯正といって、インプラントを軸に矯正を行なうことで
治療期間を短縮することが出来る治療方法です。
まだ当院では行っておりませんが、これから新しい
矯正治療方法としてさらに研究し、少しでも良い治療を
提供していけたらと思います。