矯正歯科でトラブルになりやすいケース
先日 歯科関係のトラブルに詳しい方から
矯正歯科に関するトラブルについてお話を聞きました
ので紹介したいと思います。
矯正歯科 トラブルケース1
非抜歯にこだわりすぎて出っ歯になってしまう。綺麗にならない
・・・これは良く聞く話です。顎が小さければ抜歯しなければ綺麗には出来ません。
無理に矯正すれば出っ歯になるのは必然でしょう。
ただし、最初は気にならなかった出っ歯が、他が綺麗になって目立つと言うことは
あると思いますので注意が必要です。
また、抜歯するくらいなら多少の出っ歯は許容できると言う方も
多いので、その辺りは人それぞれと言ったところでしょうか?
当院では完成予想模型を作って、事前に確認していただいてから矯正を始めています。
矯正歯科 トラブルケース2
大人の床矯正
・・・これは矯正のことを知らない先生だと思いますよ。
もともと床矯正というのは子供用ですから。
それで大人もすると言うのは、床矯正を知らないとしか言いようがないです。
矯正歯科 トラブルケース3
歯根吸収
・・・これはありそうで無いケースですね。
教科書的には注意するように書いてありますが、
正しく装置を使って歯根吸収していたら、体質としか言いようがありません。
それ以前に痛くて我慢できないと思いますが。。。
当院では全く経験したことがありません。
矯正歯科 トラブルケース4
すきっ歯 矯正 ゴム
・・・これはちょっと意味合いが違うのですが、
たまにすきっ歯にゴムを歯に引っ掛けて治す人がいるそうです。
通販で売っているそうですが、歯科医の指導というよりは自分で
安くやろうとされる方と思います。
しかしゴムが知らないうちに歯茎に食い込んで、
取れなくなり痛みが出て重度の歯周病になることが多いので注意が必要です。
矯正歯科でトラブルになりやすいケースをご紹介してきましたが
一言で言えば
「甘い言葉に騙されず、信頼できる歯科医師探しから始める」
ということでしょうか?
当院でも「矯正したいけど歯を抜きたくない」と言う方がいらっしゃいますが、
ケースによって抜歯が必然なこともあります。
それを抜かなくても矯正できますよ
というのは
潜在的なリスクは極めて高いと言えるのではないでしょうか?
時には厳しいことを言ってくれる信頼できる歯科医師探しが必要と思います。