指しゃぶりが及ぼす影響
指しゃぶりと矯正の関係についてお話します。
みなさんは小さな子どもが、指しゃぶりをしている所を
ご覧になることが多いと思います。
しかし、指しゃぶりは、乳幼児期によくみられる口元の癖、
いわゆる口腔習癖と言われています。
したがって、長期にわたって指しゃぶりをしていると、
歯並びやかみ合わせが悪くなる
咬合異常につながることがあります。
では、どのような噛み合わせの異常が出てくるのでしょうか?
乳幼児が指しゃぶりをしていた期間や指の位置、
頻度によって異なりますが、一般的に出っ歯といわれる
上顎前突や上の歯並びの幅が狭くなる上顎歯列の狭窄、
咬んだときに上と下の前歯が開いた状態になる
開咬などの咬合異常が見られます。
このような指しゃぶりなどの噛み合わせに
悪影響を与える口腔習癖の治療方法は、
お子様の年齢、発育、周囲の環境に応じて、
歯科医が指導していきます。
長期に渡り噛み合わせを安定させるためには、
矯正治療を一緒に行いながら
悪習癖を改善していくことも大切です。
しかし、あまりにも心配し、神経質になって
逆にお子様に対してプレッシャーを与えてはいけませんよ。
矯正治療だけでなく、
お子様の成長や周囲の環境を利用して、
自然と少しずつ指しゃぶりから離れる
機会を増やしてあげるのが最も良い方法だと思います。
しかし、気になる方は一度矯正歯科医院を尋ねてみてはいかがですか?
指しゃぶりに関する矯正のご質問、ご相談だけでも構いませんよ。
矯正の歯科医が親身になってお答えいたします。